本当に力のある人は
力のある人は、力を誇示しない。する必要がないから。
力がない人が虚勢を張るために、力を見せ付けようとする。
いかに自分が強いかどうかを、言葉で表現したり、過去の実績を持ち出したりする。
そこにこだわりたい気持ちがあるのだろう。
強さに執着しているからこそ、そこにこだわりたい。
本当に強い人は、自分が強い事を理解しているから、逆に相手が萎縮しないように強さをひけらかさない。
見た目の強さは、見て判断できる。言葉で強さを自慢する場合は、本当は何がいいたいのかという裏の気持ちがある。
そこには、弱いであろうと自分が思っている事への劣等感だったり、
強くなければいけないという思い込みだったり、
強いことがすばらしいことだと思い込んでいる価値観だったりする。
弱いことが悪いという事はない。
強くなければいけないというのは、弱さを否定しているという事だ。
人間、強い部分も弱い部分もある。そうでないとバランスが取れない。
弱い部分をさらけ出すことが、強さでもある。表裏一体だ。
また、弱さの中にも強さがある。自分の弱さを知っているからこそ、広い心で受け止めることができる。これは結果的に強さとなる。
太陽と月があるように。
光と影があるように。
強さと弱さも、両方がなくてならないものだ。